「 健康な食事 」 ? コンビニ弁当など、厚労省が健康にお墨付き認証マーク
2015年4月から、コンビニ弁当やスーパーの総菜などの 「 加熱調理済み食品 」 に
厚生労働省が 「 健康な食事 」 の認証マークを導入する。
基準案は、国民の食事の実態や 「 日本人の食事摂取基準 」 を踏まえた分析を参考に
作成されたそうですが、はて、どこが 「 健康な食事 」 なのだろう?
当院の患者さまにお話を伺っても、皆さん 「 時間がないから・・ コンビニ弁当で致し方なく 」
といった声は聞くものの、決して 「 健康な食事 」 と思って食されいるわけではない。
それが何故? 健康な食事と認証されるのか … 又はそうしたいのか・・・
こうした制度を導入される方々は、コンビニ弁当を毎日食べないであろうから
はっきり申し上げておきたく思いますが、食の安全とは 「 国民の健康生活の基盤 」 ですよね?
添加物だらけのコンビニ弁当に厚労省が「 健康印 」のお墨付き?
しかし、こうしたあからさまな疑問の声ある最中、「 不定愁訴 」 と 「 食生活 」 の関連性しかり
「 魚の目に水見えず人の目に空見えず 」 といった諺があるように、日々の食事に
安全を意識せずとも 「 健康 」 でいられる事にこしたことはありません。
医療の進歩とは、実は上下水道などの公衆衛生の進展であって、「 感染症 」 などの
急性期疾患が減少したから平均寿命が延びたという話もあるくらいで
インフラの改善が大きな役割を担っていると思うのですが
まして今回のケースは 「 加熱調理済み食品 」 に対してのお墨付き認証であり
「 健康な食事 」の認証は1食単位、健康増進に必要な栄養素やエネルギー、塩分量の基準を
満たしたものに許可され、添加物の含有には一切触れないという・・・
医食同源 「 食べ物と健康 」
便利になること、経済的な発展は、良いことだが、その発展を支える
「 国民の健康 」 はもっと大事であろう。
そして蔑ろにされやすいポイントは、「 毎日微量に摂取し、長期に渡って蓄積される事 」
「 食の安全 」 は、何が要因となっているか? 因果関係の立証のしずらさです。
自己責任という言い訳もあるが
知る由もない人もいると思うし、まして子供にはわからない。
この制度の導入に関わった人は、コンビニ弁当を毎日3食ご自身とご家族で食べる
誓いを立てから、決めてもらいたいものです。
追記
「 食べれば効果 」 許可不要 第3の表示、責任は業者 健康食品業界 「 チャンス 」
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