有痛性外脛骨症
【 モダンバレーに取り組む12歳 小学生女子 】
ハードな練習で繰り返す足関節屈曲動作で、有痛性外脛骨症を発症。
痛みを我慢し続けた結果が、数件の病院で絶対安静 (1件の病院では手術を勧められた )
外脛骨とは、舟状骨の内側にある過剰骨/種子骨の1つで
健常者の15%位の人にあると言われていますが、症状がなければ問題ありません。
発生機序は
・反復性足関節屈曲 ( overuse )による 「 後脛骨筋過緊張 」(筋短縮)
・反復性外反捻挫により後脛骨筋が牽引(筋伸長)
・扁平足の為、後脛骨筋が牽引(筋伸長)され
舟状骨の内側にある外脛骨が舟状骨から牽引・剥され炎症する。
有痛性外脛骨症は1型~3型まであり、画像検査で
Ⅰ型 → 外脛骨が舟状骨から完全に離れた位置。
Ⅱ型 → 外脛骨が舟状骨の関節の様に存在する。
Ⅲ型 → 外脛骨と舟状骨が癒合し舟状骨が写し出される。
( 2型が再発しやすく、1型/3型は再発は少ない )
過緊張した後脛骨筋の筋弛緩を目的に鍼+筋膜リリース・PNF施術。
外脛骨の骨癒合促進を目的に、超音波+中周波( 周波数㊙Hz/搬送周波数㊙/マイクロカレント( 周波数㊙/極性+・-㊙/強度㊙ )施術 。
足底版(インソール)やテーピングによる足底の縦/横アーチ不足による扁平足予防施術。
モダンバレーの練習を続けながら4ヶ月間に計6回施術。
モダンバレー全国大会に無事出場することが出来ました。
初期症状であれば、少しの運動中止/鍼・物理療法・足底版療法施術にて早期回復が出来る疾患です。
ほとんどのケースが、痛みを我慢して運動(スポーツ)を続けた結果
難治性(重症性)となってり、運動(スポーツ)復帰まで長期間の安静/施術が必要になる場合が多い。
脛骨内側の違和感/軽度の痛みを感じた時点で、診察を受ける事をお勧めします。
患者さんの立場を思うと、完全長期運動(スポーツ)休止になる前に悪化防止につとめ
施術しながらも運動(スポーツ)は休止せず、故障と上手に付き合って貰いながら早期回復を目指したい。
当院では独自の周波数と出力を用いて施術に工夫を重ね、今では良い施術効果が出てくるようになりました。
骨癒合を促進させる超音波+中周波などの物理療法は、周波数や出力の調整で効果が異なってきます。