鍼灸・整骨院で緩和できる頭痛と症状

「 緊張性頭痛 」 「 片( 偏 )頭痛 」 「 頭部の神経痛 」

 

今回は、鍼灸・整骨院で症状の緩和できる頭痛について。 
当院でも頭痛に悩む患者さまは多く、前回は 片頭痛の要因 の説明をしました。

同じような症状に思い当たる方は、お薬に頼らず改善できると思います。





以前は 「 筋収縮性頭痛 」 と呼ばれており、つまり、首・肩・背中などの凝りが酷くなって
「 血行不良 」 が起こり、代謝が阻害されて 「 発痛物質 」 が生じる為

それが要因となって頭痛を引き起こすと言われているものです。

このタイプの頭痛は、「 首・肩・背中・顎 ( 噛み合わせ ) 」 など
どの部位で生じた緊張によって、頭痛の 「 痛む箇所 」 や 「 感じ方 」 に特徴があります。


「 目の奥の方が、ジワーッと痛む 」 「 こめかみ周辺や、後頭部が痛い 」 「 額が締め付けられるように痛む 」 


訴え方は人それぞれでも、凝っている部位に共通した 「 頭痛の傾向 」 が似通っているのです。
これを 「 関連痛 」 と言い、どこの筋肉が凝っているのかを判断する際の目安にもなる。

関連痛



慢性的な頭痛で、特に怪我などなければまず 「 関連痛 」 を疑ってみます。
酷く凝った筋肉へ指を押し当てると、痛みが放散的に再現できる事もあります。

この場合、治療するポイントは明確で 「 凝った筋肉 」 を緩めればほとんど改善します。
患者さんの症状の程度により、鍼灸・手技療法・特殊電気治療を使い分けて施術します。


また、治療ポイントを明確にするのに確認しずらい方もいらっしゃいますが
丁寧に問診すると、ある程度どこに原因があるかを推測できますので

患者さまは治療を受ける際、受診された院の先生に 「 どのように痛むか 」
できるだけ具体的にお伝えすることも大切です。


当院では勉強会を催して、筋肉の位置や重なり、厚さや深さを触知して、原因となっている筋肉を把握できるよう努めました。


トリガーポイントと関連痛

「 なんとなくほぐされる 」 より、緊張している筋肉を見定めて治療したほうが
それだけ効果も高いです。


次に、「 頭皮にピリピリ、ビリビリ 」 神経の走行に沿ったように感じる頭痛。





これも肩凝りなどの筋肉の過緊張から随伴して起こっている場合がほとんどです。
凝りを緩め、特殊電気治療器などで神経の興奮を鎮めるのが効果的です。

後頭神経痛・三叉神経痛
どちらにせよ、患者様にとっては 「 改善するのか? 」 が、一番気になるところでしょうから
まず受診された院の先生に、積極的に気になる症状をお話されて、どのような治療方針なのか?
 
患者さまの方から、お聞きになるのが一番です。

先生やスタッフさんの対応をみれば、ある程度治療院の善し悪しを見定める事も
できると思いますので参考になさってみて下さい。